●経営のすべてが詰まった「フランチャイズ・パッケージ」
フランチャイズ・パッケージとは、フランチャイズチェーンへの加盟契約によって
フランチャイズ本部が経営資源の提供を約束し、
加盟店が対価を支払って利用することで成り立つ経営システム、
及び一連のプログラムを指します。
本来の「パッケージ」は「包まれたもの」「荷物」などの意味ですが、
フランチャイズにおける「フランチャイズ・パッケージ」とは、
ノウハウを含めた全体のビジネスが包括的・体系的に標準化され、
ひとまとめにしたセット販売商品、といったイメージが
分かりやすいのではないでしょうか。
●パッケージに欠かせない3要素とは
一般的なフランチャイズ・パッケージは、
大きく分けて次の3要素で構成されていることが多いものです。
①屋号、チェーン名、商標の使用権
②生産・加工・販売のノウハウ等の利用権
③本部からの指導・支援を受ける権利
フランチャイズへの加盟契約を検討するときは、これらがきちんと確立されているか、
規約上に不備がないかどうかについて、しっかり確認することが大切です。
日本における全てのフランチャイズビジネスは、
商品提供や商標の使用許諾といったモノの提供にとどまらず、
経営ノウハウの伝授や指導までを含んでいるのが特徴です。
●質と完成度がポイントのフランチャイズ・パッケージ
フランチャイズビジネスにおける加盟金や保証金などは、
つまりは「フランチャイズ・パッケージ」という名のビジネスパッケージを
購入する資金である、と言い換えても良いでしょう。
経営ノウハウには、売上アップのためのノウハウ、運営効率化のためのシステムや
マニュアル、経営指導、研修など様々な要素が含まれているのが一般的です。
そこで加盟希望者にとって契約を決める判断材料は、
本部が提供するフランチャイズ・パッケージという商品の
「品質」あるいは「完成度」ということになります。
未経験でも、少ない投資で独立できるフランチャイズでの起業は、
足りない部分のサポートが得られるなどのメリットや魅力がたくさんあります。
しかし、それだけに失敗のリスクを回避できるよう、
フランチャイズ・パッケージの詳細については、
質の面からもじっくりと精査する必要があるのです。
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