●場所、時間帯、人を見極める
移動販売のメリットとして、営業許可が下りれば特定の場所ではなく、好きな場所で営業ができるところです。しかし、好きな場所で営業できるからといって、人がいない、需要がない場所で営業しては意味がありません。そのため、営業する場所にどのような人、需要があるターゲットなのかを見極める必要があります。何を販売するかにもよってターゲットは変わってきますが、コーヒーや軽食などを出すような移動販売であれば、オフィス街や大学などが並ぶ、学生街がおすすめです。
また、その場合は販売する時間帯を考慮する必要があります。オフィス街の場合、朝の出勤時間で素早く、軽く食べられるようなものを求めている人、朝の目覚ましコーヒーを求めている人がいるため、朝の時間帯が良いでしょう。学生街も同様に、朝早くから授業があるような学生をターゲットするのがおすすめです。
さらに、朝だけでなくお昼の時間帯などは、ランチ帰りにコーヒーだけを持ち帰りたい人などをターゲットにしましょう。朝やお昼の忙しい時間帯が過ぎ去ってしまった後は、人はいるけれど街にコーヒーショップなどがないような場所がおすすめです。例えば、住宅街の中にあるような広い公園には、子どもを遊ばせるために集まっている主婦層などがいるため、会話のしやすいテーブルセットなどを用意しておくと良いかもしれません。このように、特定の場所でどのような人が、どの時間帯に行動しているかを見極めてターゲットすることが大切です。
●助けを求めている人をターゲットに
現在は移動販売で販売しているものは、クレープやコーヒーなどの飲食だけでなく、スーパーで売られているような食品や日用品が販売されています。このようなものを販売する場合、オフィス街や学生街では需要が少ないでしょう。移動販売で食品や日用品を必要としている人は、小さな子どもがいる家庭や、買い物に行くのが難しくなってしまった高齢者です。
生活の手助けを求めている人をターゲットにしてみましょう。そのため住宅街を決まった時間に訪れることで、買い物する人にもわかりやすくなります。
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